Feature-img

NOAH's Voices

納得のいく歯科治療とは

保健制度の現状に問題提起

誰でも保険診療を行う歯医者には一度や二度はお世話になったことがあるはず。しかし「自分の歯にとってこの治療で本当に良かったのか」と不安や疑問を持つ人は少なくない。どんな治療が自分の歯にいいのかもわからず治療方法の選択を迫られた人も多い。

 こうした問題に真摯に向き合っている歯科医師がいる。城崎町の「NOAH DENTAL OFFICE」の諫山正典院長だ。諫山院長は九州歯科大学を卒業後、保険医療機関での数年の勤務医を経る中で、保険診療の限界を感じていた。そこで、患者への新たな選択肢を提供するため、自費診療の歯科医院を開業するに至った。

 現行の保険診療では、歯科を含めあらゆる分野で医師のできることに限りがあるのが現状。少子高齢化に伴う医療費の増大で、保険組合が医療費の支払い拒否を医療機関につきつけることが多くなり、医師が保険組合の査定の範囲内で、治療計画を立てざるを得なくなっている。医師が「健康になるための、患者に最もふさわしい治療」をやりづらくなっているのだ。

 諫山院長は、「現行の保険診療では、満足のいく医療を提供できない」と自費のみの診療に切り替えた歯科医の一人。通常の保険診療では診査・診断にかけられる時間と労力は限られているが、諫山院長は、患者が最良の選択をできるように、6~7時間を費やす。初日に、顔写真・口腔内写真の撮影、口の模型作り等々十分な診査を行い、後日治療計画を個室で患者と納得のいくまで話し合う。通常、自費診療では3万円以上はかかるこの診査・診断。諫山院長は「多くの方に\"自分の状態を正確に知る\"という体験をしてもらいたい」という考えのもとに8千円に設定。口の状態は、心や体の状態に密接に関連している。だからこそ大切にすべきところ。「人を幸せにする歯科医療の追求」を信念とする歯科医に、これからも意思を貫いていってほしいと思った。現行の保険制度化で「納得の治療」を求めるならば、患者自身が医療の受け方を真剣に考える時代なのかもしれない。

(記・佐藤)

悩みだった歯のぐらつき

納得のいく治療で改善

先天的に歯根が短く、前歯がグラグラし、いつか抜けてしまうのでは、と不安を抱えながら生活してきた安部なおみさん(41=由布市)。いくつもの歯医者に行っては、相談してきたが、な遠くのいく治療法を提示してくれるところは1軒もなかった。「歯が抜けたら、差し歯ですね」と言われるものの、抜ける前に今の歯を何とか残したい。

 そんな時に知人から紹介されたのが城崎町のNOAH DENTAL OFFICEの諫山正典院長だ。同院では、初回約1時間あまりかけて、諫山院長が「自分の不安や疑問を洗いざらい聞いてくれた。なるべく歯を抜きたくない、ということも訴えたわ」。その後、診査を経て結果を聞きに行くと、諫山院長は、抜歯をするが、自然な被せものをして連結固定することを提案。そのほか、こうしたらこうなるだろうという経過予測まで含めて、いくつかの選択肢と金額を提示した。安部さんは自分の歯の模型を使って説明を受けたことで、納得の上、ここでの治療を決断。1年あまりに及ぶ通院が始まった。「日に日に口の中がきれいになっていくのを感じて、そのうちワクワクしながら通うようになったわ」。

 安部さんは、主婦のかたわら、パン作りや、オーガニック食材について勉強したりと、何事も気になったら調べないと気が済まない、好奇心旺盛な女性。そんな彼女は、治療に後悔が残らないよう徹底的に話し合って決断させてくれる諫山院長に、歯科医としての「信念を感じた」。グラグラしていた前歯も改善し、今では、おいしいものをしっかり噛んで味わえるようになった。自費診療で高額ではあるが、納得ができるお金の使い方ができたという。

 「医者は患者の不安をすべて解消すべき」とは言わないが、大切なのは信頼関係の構築であろう。現行の保険制度化では、患者の言葉に耳を傾ける時間がおざなりになりがちだが、同院は、患者との話し合いを大事にする稀有な歯科医院だとも言える。医者との話し合いを経て、納得いく治療を受けられたという患者が、増えていけば、と思う。

(記・佐藤)

「人を幸せにする歯科治療」

自分の歯同然の入れ歯で人生楽しく

主婦の傍ら、30年以上も小学校の学校給食を作ってきた、井原京子さん(59歳=上宗方在住)。美しい歯が覗く、笑顔が素敵な人だが、実は下の前歯数本以外は、すべて入れ歯だそうだ。若いころから、仕事や育児で忙しく、歯医者に行くのは本当に痛くなったときだけ、いくつもの歯を失ってきた。その結果、57歳になった時の口の中は\"崩壊状態\"。人と話すときは、必ずハンカチで隠していたほど、口元に自信がなかった。それが、NOAH DENTAL OFFICEでの治療で変わった。

 初日に診査を受けに行くと、まず驚いたのが、その日に奥歯の仮歯を作ってもらったこと。「先生は『これじゃあ噛みにくいでしょう』とすぐ仮歯を作ってくれて、これがすごいの。うそみたいによく噛めて、先生に、この仮歯のままでいいですと言ったくらいよ」。歯の噛み合わせが非常に悪かったことに初めて気づいた瞬間だった。仮歯に感動した井原さんは、すぐその場で、当院での治療を決断。わずかに残る上の歯を抜歯し、入れ歯にすることにした。

 しかし、驚いたのは仮歯だけではない。諫山院長は「自費診療の当院では、抜歯もお金がかかるので…」と保険診療の医院での抜歯を提案。井原さんは、抜歯だけ別の医院で行い、当院での半年間の治療を経て、美しい口元を手にした。噛み合わせも徹底的によくなり、入れ歯が歯ぐきの形と駿府ん違わぬため、市販の接着剤は一切使っていない。「仮歯を作ってもらったときから、感心したのは、患者思いであるということと、噛み合わせを徹底的に追求するところ」。以前は猫背だったが、治療後、不思議と、背筋が真っすぐになり、肩こり、腰痛も消えた。諫山院長によると、体軸のバランスに噛み合わせは大きく影響するとのこと。以前は性格が悲観的だったが、歯の治療後、前向きに生きられるようになったという。

 「心身ともに健康になった今の私の夢は来年小学校に上がる孫に、私が作った給食を食べてもらう」ことだという井原さん。歯が健康になると、ここまで、人間は生き生きとするのか、と驚かざるを得なかった。

(記・佐藤)

自費診療で納得のいく治療を選択

見映えの良さや仕上がりに感謝

歯科医院で治療をするたびにギモンに思うことがある。一生つき合う歯を治療するのに歯科医師との充分なカウンセリングや治療計画の提示がないまま、即治療にはいることだ。一般的に歯痛など、切羽詰まった状態でかけ込むのが一要因だが、「なぜ?」のギモンを解決した人がいる。長野淑子さん(43)=大分市中判田=だ。  長野さんは女性の起業をサポートする「美職ネット」を昨年7月に立ち上げ、セミナーやイベントなどの情報発進のほか、サロンや教室を開く女性たちを応援する。専業主婦として子育てを楽しみながらも、自分らしい生き方や夢の実現を模索し「好きなことを仕事にできた」長野さん。  そんな長野さんの悩みは前歯3本の変色。「以前した治療で神経を抜いて以来歯が変色したのでホワイトニングをしようか、さし歯にしようか迷っていた」折、知人に紹介されたのがノアデンタルオフィスの諌山正典院長。諌山院長は、患者に納得のいく歯科治療を提供するため自費のみの診療に切り替えた歯科医師。カウンセリング(診査・診断)、コミュニケーションに充分な時間を費やし、患者の評判は上々。  長野さんは自費診療と聞いていたので、自身の症状や治療方法だけでなく費用面も含め約2時間、不安なことを率直に聞いた。  「まずびっくりしたのは落ち着いた空間のカウンセリング室。完全予約制なので納得のいくまでじっくり話しができた。先生と信頼関係がうまれ安心してさし歯の治療をお願いできた。治療が終ったあとの身映えのよさ、仕上がりに感激した」そうだ。  人との出会いも多く、9月からは定期的に「女性起業塾」セミナーを開催予定。「自信をもって笑顔で話せます」とさわやかな笑顔で話した。

息子の治療で「歯」の意識が変わる

長年悩んでいた自身の歯の咬合も解決

ゆるやかなロングヘアがよく似合う岡田美佐子さん(別府市)。フレッシュで若々しいが、実は高一の息子がいる。現在は臨時職員として別府市役所に勤務しながら、休日は夫が大在で営むうどん屋を手伝うなど元気ハツラツ。  ノアデンタルオフィスの諌山正典院長との出会いは、今は福岡でサッカーに励む息子が小学5年の頃。当時、ノアデンタルオフィスで歯科衛生士をしていた岡田さんの友人の紹介。息子がサッカーの練習でキーパーとぶつかり歯が欠けたのだ。  「子供が治療に通うようになり、他の虫歯も治してもらった。通常なら神経をとってもおかしくなかった虫歯を、神経をとるのは最終手段と、とにかく細やかな技術で神経をとらずに治療してくれた。虫歯が本当にあったのかというくらいに仕上がりもキレイ。息子は今でも虫歯がゼロ。歯を大切にすることを教えていただき感謝しています」。  その時の諌山先生の細やかな技術と治療後のケアに強くひかれた岡田さん。今度は長年悩んでいた自身の「歯のかみ合わせ」や虫歯治療後の「歯の変色」の相談に、城崎町にノアデンタルオフィスを移転した諌山院長を訪ねた。完全予約制の落ち着いたカウンセリング室で院長にいろいろ質問。「歯は一生物」と明言する院長の話に自費診療も納得。治療を決断した。  治療後は長年悩んでいたのがウソのような仕上がり。夫を手伝ううどん屋では客から「歯がキレイやなぁ」とほめられる。今では歯のケアが趣味。デンタルフロスや就寝前にはミラノールというフッ素でうがいをしてコーティングし、キレイな歯の輝きを保っている。「治療後も歯のケアの仕方など丁寧に教えてくれる。歯に対する意識が変わり、歯は一生物を実感しています」。笑顔がステキだ。

口元の劣等感から解放された歯の治療

顔のゆがみも直り人生が明るくなった

身長170cmの長身。キャリアを感じさせるステキな女性だ。 長年携わった医療(検体検査)の仕事を退職し、さらなるキャリアアップを目指してビジネススクールで勉強中の徳丸佳代さん(45)=別府市。 歯の治療で顔のゆがみがなくなり、「体重は変わらないのに周りから顔が小さくなったといわれる」と笑顔で話す。 子供の頃から口元に劣等感があり、鏡を見るたび、人としゃべる度、常に気にしていたそうだ。 当時、矯正治療をしていたが、途中で治療を中断。いつかは治療して、キレイな歯を手に入れたいと思っていた。仕事に追われる日々だったが、勤めていた会社を退職、それを機に治療に専念しようと思いたち、ノアデンタルオフィスの諌山正典先生を知人から紹介してもらったのが5年前。そこで先生に幼少期から抱えていた口の中の悩みを打ち明けた。 歯が小さく、歯の隙間により空気がもれて言葉が発音しにくいこと、歯の欠落により、他の歯の生え方にバラつきがあることなど。落ち着いた雰囲気のカウンセリング室でじっくりと話を聞いてもらい、先生のわかりやすい説明、人柄に納得。治療をお願いすることを決めた。 「歯の治療はもとより、体と心は連動しているということ、心のケアまでしていただき、クリニックの落ち着いた心地よい空間の中で治療、通院することが楽しみになっていった」。治療期間は約2年半。美しい口元を手に入れた。  治ってみて始めて、長い間背負っていた大きな荷物を降ろした感じに気付いた徳丸さん。 「決して大袈裟ではなく、人生そのものが明るく、大きく変わりました。現在も半年に一度のメンテナンスにクリニックを訪れますが、先生に会う度、鏡を見る度に感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

神経を抜くことなく虫歯の治療に感激

「歯は一生もの」家族の歯も大切に

狭間町で暮らすの石角文香さん(38)は3人の男の子の母。今回は3男と一緒に取材に応じてくれた。ノアデンタルオフィスの諌山正典院長との出会いは自然保育に力を注ぐ「楓保育園」に次男が通っていた頃院長の子供も同じ保育園だった。  石角さんは元々、歯が丈夫な方だったが、かみ合わせが悪く八重歯も気になっていた20代のOL時代、矯正治療を約3年かけて行った。同時に上下の親知らずと、他4本の計8本を抜歯した。歯並びは改善されたものの、矯正中は歯が磨きにくく、妊娠・出産を経て以前治療の時に詰めた「アマルガム」は水銀が含まれていて、体に影響があると聞いた。  アマルガムをはずしてセラミックにしたいと思い、ノアデンタルオフィスを訪ねたのは3年前。まずカウンセリングをし、自分の口の中の様子を診察してもらった。そして6本もの虫歯が見つかり、その内の1本は深い虫歯だったが細やかな治療で、神経を抜くことなく治療をしてくれた。自費診療ということで治療を決断するには勇気がいったが、夫に「歯は一生もの。これからの人生、歯を大切にしていきます」と相談。3人の男の子の母として奮闘する毎日を送る私に「自分のごほうびにしたら」と賛成してくれた。  今では口の中の不安はすべて解消された。これからは自分の歯はもちろんのこと「家族の歯も大切にしていきます」と石角さん。小3の長男は自分のように歯を抜くことなく現在矯正中。1本1本、大切にして欲しいと願う。  かみ合わせが改善されたことにより、歯が磨きやすく、磨き残しがなくなり、食事も食べやすくなった。「よく噛むこと、おやつもできるだけ自然の甘味のものをと意識も以前より増し、今は天然酵母のパン作りや、家庭菜園にはまっています。歯の大切さと共に食の楽しさを実感しています」。

治療で歯を1本の大切さ、体への影響知る

人前で話すことに一層の自信を持った

『一瞬で子育てが変わる奇跡の物語』を出版した心理セラピストの浮木智子さん。家族の心の成長を描いた本は多くの人に読まれ、交流が広がっている。  浮木さんは元OBSアナウンサー。13年間勤務した後、ロンドンに留学。日本語教師として1年間暮らす。帰国後、生きる意味や目的を問うようになり、心理セラピストを志す。30代半ばの頃だ。学ぶうちに親子関係が人間形成に重要であることに気付き、10年前、「ココロセラピーMaiA」設立。以来、心理セラピストとしてカウンセリング、ワークショップ、企業や学校での講演などで、家族の絆の大切さ、コミュニケーションの重要性を伝えている。  諌山正典院長との出会いも10年前。時を同じくして「ノアデンタルオフィス」を立ち上げた院長とは「人生を楽しむ」ことでも意気投合。のちに志を同じにする仲間が立ち上げた合同会社「観学舎DIDICI」にも共に名を連ねる。  人前に立つ仕事なので、昔、治療したアマルガムや金属冠をはずしたいと諌山院長に相談したのが6年前。院長の歯に対する意識や考え方に共感し、治療を開始。びっくりしたのは、いつ治療したかわからない、右上の奥歯にかぶせてあった冠をはずすと、なんと中から「綿」が出てきたこと。痛い所だけを処置、治療ではなく、歯1本1本の大切さ、日頃の歯の磨き方やケアの仕方、かみ合わせが体に影響すること等、丁寧に説明してもらい、歯に対する考え方や意識が変わった。親知らず上下4本を抜歯し、かみ合わせやバランスが改善。金属冠もセラミックに変えて、人前で話す仕事も、より一層自信に満ちたものとなった。  セラピストとしては、「まずは自分自身を癒し、自信を持つこと。そのお手伝いを通して、笑顔を取り戻していく姿に、自分も癒されている」と話した。

「怖い!」幼いことのトラウマを解消

1年かけてキレイな歯、体調も改善

いきいきとした笑顔が印象的でチャーミングな永見佳子さん(34)。府内町で総合進学塾「修学館」の代表を務める。津田塾大学(英文科)を卒業後、東京でベンチャーキャピタルに勤務し、数々の企業の株式公開に携わる。故郷大分に戻り取り組んだ進学塾は7年になる。4才の男の子の母で、夫は大分医科大学医学部の学生。精神科医を目指している。  歯医者には怖い思い出がある。子供の頃、通っていた歯医者で、治療の際泣いて叩かれた経験からトラウマとなり、その後、治療しようとすると過呼吸になるほど。放っておいた歯は虫歯だらけでガタガタ。4年前息子を出産後、一念発起し、数ある歯科のなか、密なカウンセリングと個室を完備したノアデンタルオフィスの諌山正典院長に相談した。  子供の頃に受けた怖い思いや不安に思っていることをすべて聞いてもらい、先生の誠実さに納得。週1回、2時間の治療を1年間かけて今ではキレイな歯を手に入れた。特に前歯はひどく、あやうくインプラントが必要になるところだったが、丁寧かつ繊細な治療により自分の歯を失うことなく治療してもらえた。治療後にもらう、歯を美しく保つための「ノア13ヵ条」に書かれてある、「何かあったらすぐにノアに連絡して下さい」という言葉に大切にされていると感じた。  実際、歯が良くなってから、食事も美味しく食べられるようになり、笑顔で過ごせることに喜びを感じている。体調が良くなったからか、なんと親知らずが生えてきてびっくりして、早速、先生に連絡した。  「歯は一生もの。これから先も先生にお世話になっていきます。子供の歯のチェックもお願いしていて、子供向けの楽しい歯のケアの仕方を習い、虫歯ゼロを保っている」。塾代表のほかにも、「ポーセラーツ」の資格取得を目指すなど、自分磨きにも積極的だ。

顎関節症でマウスピース装着も

今では噛み合わせもよくなり糖も安定

ヨガ暦4年の首藤智子さん(40)=大分市西大道。目標はインストラクターとしてステップアップし、教室を開くこと。そのために勉強中だ。他にもサッカー仲間と練習に励むなど、健康的な日々をエンジョイしている。  そんな首藤さんだが、以前は悩み多い日々だった。20代の頃から、顎関節症により、パンを食べるのも痛くて噛み合わせの調整でマウスピースを装着したり、歯科医院を渡り歩いたり…という苦い経験をもつ。  34才の時、人間ドックで糖が高いと言われ、食生活を見直そうとマクロビオティックの料理教室に通い始めた。以前治療していた銀歯が気になっていて料理の味も変わるので、治療を考えていた時、知人を通じて紹介してもらったのがノアデンタルオフィスの諌山正典院長。  カウンセリングでは、満足のいく噛み合わせにはならなかったことなどを相談。先生のわかりやすい、まるで小学生に読み聞かせをしているような優しい説明に納得。自費診療で治療費も心配だったが、低金利のデンタルローンもできると知り、治療をお願いした。  「まず、びっくりしたのが虫歯の治療の際、麻酔の量を私自身に合わせてくれたこと。治療が終わったと思ったら麻酔もきれて、しびれもないのには驚きました」。仮歯を造った時の調整も、仮とはいえないくらいピッタリで、細やかな技術に感動した。 衛生士さんによる丁寧な歯ぐきのマッサージや自分の磨きにくい場所を教えてくれ、ケアの仕方など歯に対する意識が今まで以上に変わった。治療後は、噛み合わせの悪さで肩こり頭痛などがあったのも改善され、食事も本来の味を美味しく楽しめるようになり「糖も安定して健康になりました」。と、とびっきりの笑顔で話してくれた。

歯が丈夫なゆえに知らなかったゆがみ

かみ合わせやバランスが改善、小顔に

 洗練されたファッションを着こなし、笑顔が絶えない。素敵なキャリアウーマンの第一印象。大手金融機関で営業職に携わる野崎久美さん(38)=大分市。「自分の可能性を試したい、社会から認められ たい」という気持ちが強くなった20代後半から、異業種交流やセミナーなどに積極的に参加し、キャリアアップしてきた。結婚後も子育てと家庭を両立させながら、人との「縁」を大切にしている。  ノアデンタルオフィスの諌山正典院長とも様々な交流の場で出会った。歯科医というより、人間としての生き方や仕事に向き合う姿勢に共感を持った。  もともと歯は丈夫な方で歯科に通うことも少なかったが、残っていたガンコな親知らず1本の治療に行ったのが3年前。「その時に歯を食いしばって寝ていると指摘されたんです。舌に歯型があるって。びっくりしました。歯のバランスが悪かったんですね。マウスピースを使った治療や、糸ようじで汚れを取ることなど、歯が丈夫なゆえに知らなかった基本的な知識をしっかりと学ぶと同時に、予防の大切さを痛感。今では半年に1回は定期検診に行っています。小顔にもなりました」と笑う。  歯のバランス同様、心と体のケアも日常の中に取り入れる。健康なボディをキープするためのトレーニング。現在はヨガを習い、自宅と職場に加え「サードプレイス」(第3の場所)としてコーヒーショップに立ち寄することを毎日の日課にしている。  将来の夢は「長いスパンで国際的に活躍すること」。高校時代からホームステイやワーキングホリデー、海外研修などを体験。ミャンマーの女性との交流は今も続いている。  「歯は一生もの。どこで暮らしても丈夫な歯は大切。一人娘にも歯磨きの仕方など を伝授しています」。